昨年開催の「本橋成一 在り処」展が奈良市写真美術館に巡回します。
関西圏のみなさん、休日にぜひお出かけください!
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本橋成一(1940-)は1960年代から市井の人々の姿を写真と映画という二つの方法で記録してきたドキュメンタリー作家です。炭鉱、大衆芸能、屠場、駅など人々の息づく場をフィールドとし、社会の基底にある人間の営みの豊かさを写し出してきました。また、1986年4月26日におこったチェルノブイリ原発事故の後もかの地で暮らす人々の日々を主題として、これまで3冊の写真集と2本の映画を制作しています。被爆した故郷をテーマとした 本橋の写真は、3.11を経たわれわれによりいっそう切実なメッセージを投げかけてきます。
本展では、本橋の原点となる未発表の初期作品から代表作を含めた約200点を展示し、半世紀にもおよぶ写真家としての軌跡を紹介します。会期中には、ギャラリートークや監督作品の映画上映会も開催いたします。あわせてご覧ください。
■ 会期:2017年4月15日(土)~7月17日(月・祝)
■ 時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
■ 休館日:月曜(祝日の場合は最も近い平日)祝日の翌日(祝日が平日の場合)
■ ギャラリートーク
日時:4月15日(土)14:00~
会場:当館展示室
出演:・本橋成一(写真家)
・百々俊二(写真家・当館館長)
<申込不要・観覧券必要>
■ 本橋成一監督作品映画上映会
(1)『ナージャの村』
日時:4月15日(土)10:00〜
4月16日(日)10:00〜/14:00~
(2)『アレクセイと泉』
日時:6月10日(土)10:00〜/14:00~
6月11日(日)10:00〜/14:00~
<当日整理券配布・要観覧券>
※4月16日(日)13:30~本橋成一による上映会トークあり