大戸川ダム(大西)
2008.11.18
水になった村
水になった村
まだ滋賀県にいます。湖南市です。
全国的に話題になっている、大戸川ダムがやはり地元滋賀県ではよく報道されています。
滋賀県知事、大阪府知事、三重県知事、京都府知事の4人の知事が、滋賀県の大津市に建設予定である大戸川ダムの建設中止を訴えました。最近、熊本県の川辺川ダムでも、熊本県知事が表明した話は有名ですが、今度は関西圏で盛り上がりをみせています。本日のニュースの中に、推進してきた地元住民が嘉田知事に対し、今までの意見が反映されていないと、論争になっていました。
嘉田知事と少しお会いしたときの事を思い出します。徳山村の事を熱心に聞いてくださいました。
僕は4知事の意見に賛成です。推進派の本当の狙いは何なのか。ただですら環境を気にしなくてはならない世の中になってきている中で、ダムは最大級の環境汚染につながるものです。
ダムありきの論争でなく、ダムはあくまでも造らないところから、治水、利水の論議を始めることが、この時代の生きる人の定義にあっているのではないかと思うのです。知事も国民も意識が変わってきた。ならば推進派も意識を変えた上での論議を壇上でしたらいいのではないでしょうか。
だから知事を応援します。僕は間違っていますか。
徳山村もその論議に参加できる時代に残っていれば、きっと中止になっていたでしょう。
あの大きな湖を僕らは教訓とするしかないのです。